
人との関わり、特にお年寄りが好きな小室さん。親の勧めで理学療法士を一生の仕事に選びました。ゼロからの再スタートとなる新環境への不安を抱えつつ、進路を決定。間違いない決断と語ります。
3年制コース 1年(2026年3月現在)
小室るな さん


──まずは、小室さんが理学療法士を目指したきっかけについて教えていただけますか?
最初は理学療法士という職業のことは知りませんでした。高校3年生になって進路について考えた際に、自分自身人と関わることが好きで、そのなかでもお年寄りと関わるの好きだったということもあって、それができる仕事について調べてみたのですが、直感的にビビッと来るようなものがありませんでした。その話を親にしたところ、自分たちでも調べてくれたみたいで。「理学療法士という仕事がいいんじゃない? この仕事なら年配の方とも関わることができるし、なにより国家資格だから一生モノだよ」とアドバイスをもらったことがきっかけですね。
──ご両親から理学療法士という存在を教えてもらって、実際に養成校の選択に入ると思うのですが、小室さんが進路選びで一番不安だったことは何ですか?
先ほどお伝えした通り、人と関わることは好きだし、人見知りもしないタイプなのでコミュニケーションは苦にならないのですが、やっぱり「新しい環境になじめるかな?」という点が一番不安なことでした。高校に進学したときは同じ中学から行く子も結構いたので、そんな不安を感じることはなかったのですが、すべてがゼロからのスタートというのはやっぱり不安はありましたね。

──数ある養成校のなかから小室さんは専門学校東京医療学院を選ばれたわけですが、何が決め手になったのでしょうか?
ここともう一つの学校のオープンキャンパスに行きました。専門学校東京医療学院では、入学して割とすぐに行われる授業で、松葉杖や車椅子を使って移動するといった「障がい体験実習」があるということがとても印象に残りました。
進路を決めるに当たっては、「理学療法士になりたい!」という気持ちだけで突き進んでいくのもいいけれど、やっぱり患者さんの気持ちに応えられるようにならないと意味がないと思っていたのと、自分自身、怪我をしたことがあまりなく、骨折の経験もなかったので、「それを体験すれば患者さんの気持ちもわかるかもしれない」と思って、専門学校東京医療学院に決めました。
オープンキャンパスに来たときに、学校のTikTokやInstagramアカウントがあることを知ったので、チェックしてみたところみんなが仲良くて楽しそうだなと感じたのも後押しになりました。

──小室さんが参加されたのは、平日に毎日開催される約1時間の個別相談会の「ライトオープンキャンパス」でした。通常のオープンキャンパスとの違いなどは感じましたか?
やっぱり、説明してくださる方と一対一で話ができるので、自分の聞きたいことがすごく聞きやすかったです。通常のオープンキャンパスの場合はどうしてもたくさんの人数が会場に集うため、聞きたいことがあったとしても遠慮してしまうということがあると思います。後から聞きに行くというのもハードルは高いですし。もちろん緊張もしていたのですが、一対一ということもあって話していくうちにだんだんとほぐれていきました。「緊張をほぐしてあげたい」という想いは校舎内にいても伝わってきて、先輩たちの教室を見に行ったときには、授業中のみなさんが手を振ってくださったり、先生たちも笑顔で挨拶してくれたり、そういった配慮にすごく感動しました。

──小室さんは7月中旬に実施されたAO入試(3期)を受験されました。迷いはありませんでしたか?
ライトオープンキャンパスで「障がい体験実習」を教えていただき、「自分が患者さん目線になれる授業があるならここにしよう」と思いました。迷いなどはまったくありませんでしたね。むしろ、その授業を受けないと意味がないとすら思っていました。合格をいただいてから入学までは8ヶ月ほどあったのですが、早期に入学を決めた人が受けることができる「入学前教育」に、全部ではないですが参加できたことは入学後に活きていると思います。そのときにはわからなかったことでも、授業で改めて学ぶことができるので、「これはこういうことだったんだ!」という発見もあって、生きた知識として自分の中にすっと入ってきました。

──このインタビューは1年生がもうすぐ終わるというタイミングで行われています。実際、この1年を振り返っていかがでしたか? 入学前は「新しい環境になじめるかが不安」と仰っていましたが。
「入学前の不安は何だったんだろう?」というくらい、クラスのみんなと仲良くなれています。ただ、入学前教育である程度は覚悟していた勉強の部分が、自分が想像していたよりも100倍難しくて……。入学して教科書をもらったタイミングで「こんなにやらなくちゃいけないことがあるんだ」と思ったくらいですが、この1年、いつも頭がパンクしそうになりながら授業を受けてきました。でも、それもクラスメイトのみんなに勉強面でわからないところを教えてもらったりしてなんとかやってこれました。結構放課後も残ってみんなで勉強していましたね。
──同じく1年を振り返ってみて、先生との距離感はいかがでしたか? 入学前に想像されていた通りでしたか?
先生との距離はびっくりするくらい近くて、話しやすいですね。それは入学前に想像していた以上でした。授業中や授業時間外でも聞いたことについて教えてくださるだけでなく、自分のプライベートのことでも相談に乗ってくださいました。先生も「プライベートのこともどんどん話して」という感じで接してくださるので、こちらも嬉しい気持ちがありますね。私の場合はアルバイトのことも話したりしますし、「高校の時はこうだった」とか、そんなことでも親身になって聞いてくださいます。
──このあとは初めての長期実習もはじまります。
私が行かせていただく実習先は、回復期リハビリテーション病院のリハビリテーション科で、通所施設で通える場所になります。人と関わることが好きという自分の長所の部分を活かして頑張りたいです。