10月25日には、中央区健康福祉まつり2026が開催されました!
中央区で働いている理学療法士の団体、東京都理学療法士協会中央区支部では、毎年このお祭りに出展していまして、当校の学生も一緒に参加しています。
今年は「子どもロコモ」「フレイルチェック」「ボッチャ体験」を実施しました。
子どもロコモとは、子どもの運動器(骨・関節・筋肉など)の機能が十分に発達していない、または低下している状態を指します。「ロコモ」は「ロコモティブシンドローム(運動器症候群)」の略称です。
近年、外遊びや運動の機会の減少、長時間のスマートフォンやゲームの使用などによる運動不足が問題となっています。一方で、特定のスポーツに過度に取り組むことによる運動器の障害もみられます。
子どもロコモの特徴として、立位体前屈で手が床につかない、片脚立ちでふらつく、しゃがみ込めない、腕をまっすぐ上げられないなどが挙げられます。
学校で実施される運動器検診において、こうした運動機能の問題や、関節の動きの制限などを指摘されることもあります。これらをきっかけに、子どもの体の状態を把握し、必要に応じて医療機関への相談につなげることが大切です。
埼玉県の研究報告では、とくに立位体前屈で指先が床につかない子どもの割合が高く、約23〜25%、つまりおよそ4人に1人とされています。
林承弘ほか(2017)『日整会誌』91巻5号。関連資料:
運動器検診に関する報告(PDF)
今年の健康福祉まつりでも、私たちのブースに150組以上の区民の方々がお見えになり、その半数が小学生以下の子供たちでしたが、
およそ3分の1の子は床に手がつきませんでした。
そんなとき、理学療法士が子どもたちに指導する体操がこれ。
ジャックナイフストレッチ!
椅子に座って足首をつかみ、手を離さないようにしてお尻を浮かせて腿のウラを伸ばします。
膝は最初から伸びきらなくてもいいので、2~3秒かけて徐々に伸ばし、10回くりかえします。
運動不足の子だけでなく、サッカーなどの激しいスポーツを週5日などたくさんやっているお子さんも身体が硬くなっていることがあり、オスグット病やシーバー病など他の成長期のスポーツ疾患につながりますので、こまめにチェックして柔軟性を改善し、怪我を予防することが大切です。
普段はたらいている病院施設の外に出て、他の病院の理学療法士と一緒にこうした活動を行うのは、理学療法士にとってとても良いリフレッシュになります。
こうした理学療法士の社会活動を学生のうちから経験して、いかに理学療法士が地域から頼られる存在であるかを知ってもらいたいと思っています。