毎日の「歩く」を一生分にすると、いったい何kmになるのでしょうか?
私たちは毎日、当たり前のように歩いています。 通勤・通学、買い物、仕事、家事など、特別に「運動」をしていなくても、歩数は少しずつ積み重なっていきます。
では、その歩数を一生分にすると、どのくらいの距離になるのでしょうか?
厚生労働省の「令和6年国民健康・栄養調査」では、20~64歳の1日の平均歩数は、
※厚生労働省「令和6年国民健康・栄養調査」20~64歳。数値は年齢調整値です。
厚生労働省は、1,000歩について約600~700mの歩行距離に相当するとしています。
つまり、単純に計算すると、1日8,000歩なら約4.8~5.6km、1日7,000歩なら約4.2~4.9kmになります。
ここで注意が必要です。
「人間が一生で何km歩くか」を直接測定した公的な統計はありません。 また、子どもと成人、高齢者では歩数が異なります。
そこで、厚生労働省が示している1日7,100歩という20歳以上の全国民の平均歩数の目標値を使って、距離を計算してみます。
※7,100歩は「一生の平均歩数」ではありません。健康日本21(第三次)で設定された、20歳以上の全国民についての1日平均歩数の目標値です。
7,100歩 × 600~700m ÷ 1,000
= 1日 約4.26~4.97km
これを仮に60年間続けると……
約93,000~109,000km
つまり、1日7,100歩を60年間続けるという条件で計算すると、約9.3万~10.9万kmになります。
地球の赤道1周は約4万kmです。
先ほどの約9.3万~10.9万kmを地球1周分と比較すると、
という距離になります。
もちろん、これは「人間が実際に一生で歩く距離」を測定した数字ではありません。 公表されている歩数と距離換算を使って、一定の歩数を一定期間続けた場合の距離を計算したものです。
私たちは「今日は何km歩いた」と意識することはあっても、「これまでの人生で何km歩いたか」を考えることはほとんどありません。
しかし、毎日の歩数を積み重ねていくと、長い年月では数万km単位の距離になります。
特別なトレーニングをしなくても、毎日の生活の中で歩いている距離が積み重なっていく。 それが「歩く」という、とても身近な身体活動なのです。
【参考資料】厚生労働省「令和6年国民健康・栄養調査」
厚生労働省「健康日本21(第三次)における身体活動・運動の目標」
※本記事の距離は、厚生労働省が示す「1,000歩=約600~700m」を用いた計算値です。