こんにちは!
理学療法学科昼間部3年制コースの1年次授業にて、5m歩行速度の測定会を行いました。
実技室に、5mの歩行路と2m×2の助走路を準備して、5mの開始の線を踏んだ瞬間から、
終点の線を踏むまでの時間を計測します。
それから速度を知るためには、5m÷計測時間を計算すれば良いわけですが、意外と小学校の算数を忘れて歩行速度を計算するときに「?」
となることも多いです。
また、患者さんが転ばないように、患者さんの歩きに並走しながらストップウォッチを操作するのは意外と難しいので、くりかえし色んな授業で実施して
慣れていく必要があります。
理学療法士になると、患者さんのリハビリの成果を数値で示したり、地域の福祉まつりで高齢者の体力測定会を実施したり、
なにかと歩行速度を図る機会が多いです。
高齢者では、歩行速度が1.0m/秒より低下すると、サルコペニア「加齢性筋肉減少症」の診断基準となり、
この歩行速度では、横断歩道が渡り切れなくなるといわれています。
また、治療の効果としては、0.1m/秒の歩行速度の向上は死亡率低下の意義がある改善とされています。
学生たちは、今回も楽しい雰囲気ながら、真剣に取り組んでくれました!
今週末に開催される10月25日の学園祭「常陽祭」でも、来校される地域の高齢者さんに安全に歩行速度計測を実施してくれそうです!
常陽祭では。
オープン・キャンパスも併せて開催しますので、ぜひ見学しに来てくださいね。