こんにちは!
今回は、リズムに合わせた運動の効果についてご紹介します。
私は、当校専門学校東京医療学院のある中央区において、
理学療法士の立場から中央区役所と連携して様々な高齢者の介護予防施策にも関わっています。
そのなかで、私も開発に関わった中央区のご当地体操である「中央粋なまちトレーニング」について紹介したいと思います。
中央粋なまちトレーニングは略して「粋トレ」と呼ばれており、
区内の通いの場やいきいき館で誰でも気軽に体験できる中央区のオリジナル体操です。
その特徴は、なんといっても「速いリズム」!
中央区オリジナルの盆踊り曲をアップテンポにアレンジした曲に合わせて行う体操で、なんと1分間に132BPM!
これは、DA PUMPの「U.S.A」と同じ速さです。
実際に「粋トレ」をみてみましょう。
⇒
中央粋なまちトレーニング
開発当初は、速すぎて高齢者はついていけないんじゃないか?と思ったのですが、
実際に粋トレの効果検証を行ってみて、この「速いリズム」が高齢者の身体機能向上に効果的であることが分かりました。
↓ 粋トレの効果(令和5年~6年度の中央区「粋トレ教室」参加者の2ヵ月間の変化)
海外の研究でも、リズムに合わせた運動(Rhythm Auditory Queing:RAQ)のさまざまな研究が蓄積されており、
高齢者の歩行を改善させるトレーニングメニューとして速いリズムに合わせた運動の効果が実証されています。
⇒
海外のRAQに関するメタアナリシス
またまた、リズムに合わせた運動の効果は高齢者だけでなく、
小学生のスポーツ・パフォーマンスを向上させることも実証されてきています。
サッカーチームに所属する小学生90人を対象に、一般社団法人スポーツリズムトレーニング協会が開発したリズムジャンプを週に1回10分間ウォーミング・アップに取り入れた群(リズム群)と、従来のメニューを行った群(対照群)で8週間の変化を比較したところ、
リズム群は対照群に比べて、サッカーで必要な切り返し動作の速さがより速くなっていたそうです。
⇒
サッカー小学生へのスポーツリズムトレーニングの効果
わたくしも小学生の息子がおりまして、土日はパパさんコーチとして息子のチーム練習に参加しており、
このスポーツリズムトレーニングをウォーミング・アップに取り入れています!
そのためのSTAR資格も取得しています。
スポーツリズムトレーニングのおかげか、今年の春のフットサル大会にて、息子のチームは区大会で優勝することができました!
そんなわけで、当校専門学校東京医療学院昼間部3年制コースの介護予防に関する授業でも
リズムトレーニングを実施しますので、またいずれその様子をSNSでも紹介したいと思います。
理学療法士は、パパになっても子供のスポーツ教室など力を発揮できる場があるステキなお仕事です。
ぜひ当校で一緒に理学療法士を目指しませんか?
最後まで読んでいただきありがとうございました!
オープン・キャンパスはこちら!