こんにちは!
昼間部教員の金井です。
私はかれこれ7年ほど月に2~3回、中央区の高齢者通いの場で、体操やお互いの信頼を高めるアクティビティーを実施しているのですが、
先週10月27日に通いの場を実施した際に、突然のゲストがお見えになりました。
いつものように通いの場の会場である勝どきコミュニティールームのドアの鍵を開けようとしたら、後ろから大男が現れ、何やら英語で話しており、スマホの画面を差し出しています。
私がある程度英語が通じることが分かると、ほっとした様子で、後ろから他に3人の方が現れました。
「私たちは、ニュージーランドのオークランド大学からきた大学院生で、日本の地域高齢者のヘルスプロモーションを学ばせてもらいにきました。日本の高齢者は、我が国(ニュージーランド)の高齢者より、とても健康的に見えます。良ければ貴方の活動を見学させてもらえませんか?」
ということでした。
通いの場は誰でも気軽に参加できる場なので、ウェルカムなのですが、どうやってこの場所を知ったのか尋ねると、
中央区社会福祉協議会の日本語のホームページを見て、スマホの翻訳機能を使いながら、それっぽい場所として見つけたのが、私たちの「よりみちクラブ」そうです。
全く英語がわからない地域ボランティアさんが運営する通いの場だったらどうなっていたのでしょうか。。。行動力がすごいですね。
中央区役所を経由して、看護や福祉の大学生が見学に来ることはよくあるのですが、まさか海外から直接見学にくるとは。
日本は世界一の長寿国ですから、日本の通いの場は世界の高齢者施策のトップランナーなんですね。こういう機会がないとなかなか実感できないものです。
その日の通いの場のプログラムは、中央区のご当地体操である「中央粋なまちトレーニング」や、私が独自で考案した筋トレ。
筑波大学が開発した認知症予防にもなるコグニサイズである「スクエア・ステップ」。
お互いの信頼感を高めるゲームである「プロジェクト・アドベンチャー」を通いの場参加者さんと一緒に体験してもらいました。
終わりごろには、参加者さんとの距離もぐっと近づき、地域の通いの場がもつ効果を実感した様子でした。
ニュージーランドには地域在住高齢者向けの公的なサービスは無く、ナーシングホーム(入所の介護施設)しか無いとのことです。
今後も彼らには、日本の地域包括ケアシステムをはじめとした情報をメールでお伝えしていく予定です。
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