理学療法士の資格を取るには?

理学療法士の資格を取るには?

理学療法士は国家資格

理学療法士になるには、国家試験に合格して国家資格を取得しなければなりません。
国家試験を受験する条件として、理学療法士養成施設に指定された専門学校や大学を卒業することが必要です。

学校選び

理学療法士養成施設とは、厚生労働大臣から指定された専門学校や大学のことで、卒業すれば理学療法士の国家試験の受験資格が与えられます。修業年限は専門学校が3年または4年、大学が4年です。
つまり、学校を卒業しただけでは資格を取得できません。卒業後に国家試験に合格して初めて国家資格を取得できるのです。

そして受験に合格して得られる国家資格は、大学・専門学校や修業年限、昼間部・夜間部の差により異ならず、まったく同じ国家資格を得ることができます。
ということは、国家試験の合格率の高い学校を選べばよいのでしょうか。
実際にはそのほかにもキャンパスライフや周辺の環境、通学距離、修学の難易度、修業年限、学費、家庭の経済状況、学校との相性などを考慮して選ぶこととなるでしょう。

当校、東京医療学院には昼間部と夜間部があります。
昼間部は3年制、週5日で1日最大4限の授業を行います。
夜間部は4年制、週5日で1日最大2限の授業を行います。
昼間部は大学より修業年限が1年短く、夜間部は大学と同じ修業年限でも1日当たりの授業数は最大2限と少ないものの、国家試験の合格率は全国平均並みです。

国家試験の難易度

高齢化が進む中、理学療法士が必要とされる場面や需要の拡大に伴い、養成施設も増え、平成28年度の受験者数は過去最多の13,719名となりました。(参考①)その後は12,000名台で推移しています。
近年、理学療法士の国家試験合格率は80%前後で推移していますが、理学療法士の需給のバランスから試験問題の難易度が調整され難易度に伴い合格率が若干変動することもあるようです。

直近の理学療法士国家試験の合格率は、卒業生を含む全体の合格率86.4%に対して、新卒者の合格率は93.2%という結果です。(参考②)
新卒者が有利なのは、学校でしっかりした国家試験対策を受けられ、日々の修学に地道に取り組める点にあります。

国家試験の試験科目は「解剖学」「生理学」「運動学」「病理学概論」「臨床心理学」「リハビリテーション医学」「臨床医学大要」「理学療法」の8科目です。(参考③)これらの科目に興味を持って修学することができるでしょうか?
合格率が80%台というのは、通常の修学を心がければ合格できることと思います。在学中いかに修学に取り組む環境を整えられるかが勝負の決め手であると言っても過言ではないでしょう。
ちなみに、当校では既卒の国家試験不合格者も在校生と一緒に国家試験対策を受講しており、合格するまで無料でサポートをしています。

国家資格の取得が
ゴールではない

国家試験に合格後、大学や大学院に進学する人もいますが、大多数が就職します。
医療現場等において経験を積むことで技術を向上させるとともに、
医学の進歩に合わせて理学療法も最先端の知識と技術が要求されるので、
就職後も修学は欠かせないものとなります。
また、患者さま一人ひとりのさまざまな症状や体力により
リハビリテーションの内容も異なることから患者さまと真摯に向き合い、
適切な対応や処置を日々心掛けなければなりません。

当校では、毎月休日にOB会を開催するなどして卒業後も技術の向上や、
知識・情報の交換等のサポートに努めています。

職業や学校選びは、実際にその職場や学校を自分の目や耳や足を使い
確認することが重要です。
理学療法士や当校に興味を持たれた方は是非、当校へおいでください。
どんな疑問にもお答えします。お待ちしています。

 

参考

厚生労働省『第52回理学療法士国家試験及び第52回作業療法士国家試験の合格発表について』

厚生労働省『第55回理学療法士国家試験及び第55回作業療法士国家試験の合格発表について』

理学療法士及び作業療法士施行規則 昭和40年10月20日厚生労働省省令第47号

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学校法人 常陽学園 厚生労働大臣指定 専門学校 東京医療学院

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