理学療法士になるために専門学校と大学どちらを選ぶ?

理学療法士になるために専門学校と大学どちらを選ぶ?

「理学療法士」になるためには国家資格の取得が必要です。

「国家資格」を得るには、厚生労働省監修の試験(年1回2月)を受験し合格しなければなりません。
「国家試験」を受験するには、理学療法士養成施設として指定された専門学校や大学を卒業して初めてその受験資格を得られます。

 

専門学校の修業年限は3年か4年、大学は4年と異なりますが、卒業すれば同じ理学療法士の国家試験を受験する資格を得ることができます。

したがって3年制の専門学校へ進学し、国家試験に合格すれば最短3年で理学療法士として働くことができます。
とはいえ国家試験の合格率は80%前後と高水準であることからも、学生は真剣に修学に取り組み、学校は国家試験対策が万全であることを前提としている様子が伺えます。

 

就職に関しては、同じ国家資格を取得したのですから修業年限や専門学校と大学の違いによる差はありません。

 

それでは、理学療法士になるために大学と専門学校どちらを選ぶのか。
どちらも教育機関ですが、目的や内容が全く違うものとなっています。

 

このページではそれぞれの違いについて触れながら、相違を比較して自身の考えに合った理学療法士を目指せるよう紹介していきます。

カリキュラムの違い

専門学校と大学は設立の目的が違うため、カリキュラムの組み方が異なります。
大学は学問・研究を主な目的にしているため、一般教養と呼ばれる数学や英語等が必修科目として組まれていますし、実習も基本的に必要最低限の時間となっています。

専門学校は分野に特化したカリキュラムを組んでおり、知識・技術の習得を目的としています。そのため、専門分野を修得するには適しています。
取得する国家資格は同じであるため就職時の待遇に差がありません。そのため3年制の専門学校であれば大学より1年早く社会に出られる点も魅力的なようです。

大学は比較的自由に授業を組むことが出来、アルバイトやサークル活動に励むというようなキャンパスライフを送ることも出来ます。また、長期休暇で海外旅行もできます。
専門学校は授業がカッチリ組まれていることが多いため、学業中心のキャンパスライフとなり自由度は高くありません。

講師について

専門学校と大学では教員資格が異なります。

大学の場合は研究職であることが前提のため、教員となるのも教育研究上で実績がある人とされています。多くの教員が大学卒業後に大学院等に進学し、しばらく関連研究を続けることで教授となっています。

一方で専門学校の専任教員は5年以上の実務経験が要件であり、現役の理学療法士も多くいます。そのため現場の知見が豊富で、理学療法士を目指す上で学べることがたくさんあります。

こうした違いがあるため、理学療法という学問自体を深めていきたいならば大学の方が合っていますし、現場で働く理学療法士になりたいのであれば専門学校が適していると言えます。
もちろん、大学に入ってバリバリ現場で働く方もいますし、その逆も十分に可能です。
どういった理学療法士を今後目指すのかを、学校選びの参考にしてみてください。

学校の設備や雰囲気

学校を設置する規則が大学と専門学校では異なっています。

学校を設置する規則が大学と専門学校では異なっています。
広く学問を学ぶための大学には、グラウンドや体育館といった設備が必要と規則で定められています。

一方、専門学校は実践的な職業教育を行う学校です。そのためグラウンド等の設備は規則にはなく備えていない学校が多いです。 専門学校は敷地を必要としない分、駅周辺の好立地な場所に校舎を設置出来る強みがあります。
理学療法士養成施設指定規則は、専門学校も大学と同じであるため理学療法士教育に必要である設備については違いがありません。

また、在校生の年齢層が幅広いことも学校の雰囲気の違いとして現れます。
大学は高校卒業、あるいは浪人して入学する同年代の方が多いですが専門学校では大学や社会人経験を積んでから資格取得を目指して入学する方もいます。
多くの社会経験や、異なる年代の学生が集まることにより価値観の違いを知るなど、同年代だけの環境とは異なる学校生活を送ることが出来ます。
クラスの大半は高校卒業程度の年齢にはなりますが、専門学校では大学より先に社会のことを知る経験ができると言えます。

理学療法士になるための
道しるべとなったでしょうか?

さらなる疑問や、興味を持った方はオープンキャンパスへの参加や
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すべての疑問にお答えします。

また、オープンキャンパスなどで在校生や教員と話して、学校の雰囲気も感じてください。

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